☆最凶彼氏★
彼氏×ヒーロー!?
「島田さん。鮎部さん来ました」
島田というのは、
私の隣にいる男だろうか?
さっきの電話の相手の
“鮎部”という人が、
ゆっくりと、近づいてきるのが分かる。
コツ、コツと
足音がだんだん大きくなる。
「へぇー……この子が蒼井美都ちゃん?」
私がゆっくり後ろを
振り返ると、
そこにいたのは、
“女の子”だった。
女の子と言っても、
私と同じくらいの子だ。
整った顔には、まだ幼さが残る。
「私、鮎部マナ。
よろしくね?美都ちゃん」
え?この子が
リーダー?不良には……全然見えない!!