☆最凶彼氏★

「んでな、1年前、俺達が入学する前に、ある事件が起きたんや」

「「事件??」」

「あぁ、涼宮響が、ある生徒を病院送りにしたんや」


「怖っ!相当の不良!?」

凛香の言った通り、私もそうだと思った。
けど、修一は首を横に振った。

「違うねん。不良ゃのーて、人気者だったらしいんや。けどある日を境に涼宮は変わったらしいねん。んで、事件を起こした、と」


「はぁあ??話が全然読めないんだけど?さっきのクラスの奴らの反応からして、相当恐れられてるっぽかったよ?」

私は修一の説明が下手なのか、意味がまったく解らなかった。


「俺もイマイチ分からんねん。先輩にそー言われただけや」

「でも顔が良ければいーぢゃん!」

人が真面目に考えてんのに…この子ったら。
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