☆最凶彼氏★
「え……あの、どういう事ですか?」
「そうよ!!何でこんな事したのかも、全て吐きなさい!!」
私が混乱しつつ、
質問すると、凛香もそれにのっかってきた。
「あー……それは俺が説明するさかい」
「は?何で修一なのよ!!」
凛香はまだ怒ってるみたい。
「さっき涼宮に聞いたんや」
「その──マナって子ぉな?涼宮に惚れてて、美都がむっちゃ邪魔だったらしいねん。それで、島田さん達巻き込んでこんな事をした、と」
「俺は迷惑してるんだ」
響はイヤそうな顔で鮎部マナを見つめた。
「何よ……一緒にお風呂も入った仲なのに……響のばかぁぁぁああああ!!」
そう叫ぶと、鮎部マナは走って行ってしまった。
変な事叫んでたけど。
「ちょっと響!!いくら、迷惑してたって、自分を好きでいてくれる女の子にそんな事言うなんて酷いよ!!」
私は少し、気の毒に思って、鮎部マナを追いかけた。