☆最凶彼氏★



「ハァ……ハァ……どこにいるんだよぉ!!マナちゃん!!」



ん、何やら暗〜い空気が……


「……って、いた!!」


どんよりとしたオーラが漂っていた場所に、
マナちゃんはいた。


「何よあんた。私を笑いにきたの」


く、暗い。涙目だし……


「あ、あの!!元気出してよ!!響だってきっと冗談で言ったんだよ!!」


「冗談じゃないわ。あれで83回目だから」


か、数えてたんだ……。

でもめげない!!


「そ、そうなんだ……アハハ」


早くもネタ切れ──

何とかして励まさなきゃ!!


「それにしても、今日の空は青いねぇ〜」


「今夕方」


うっ……!!

そうでした。
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