☆最凶彼氏★

私はその時気づかなかった。

生徒手帳を
落としていた事に。


「ふーん……蒼井美都……ね。
そっくりだな……あいつに」

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「ハァハァ……」

ガタッ!!

私は勢いよく扉を開け、凛香の元へ走った。

「ちょ、美都どうしたの!?」

「トイレ間に合わなかったんか?」

ガツッ!!

馬鹿な事言った修一の
顔面を殴り、私は
さっきの出来事を話した。

涼宮響が私を“あん”と呼んだ事以外。


何故かそれは、
話してはいけないよいな気がしたから。
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