☆最凶彼氏★
「360円になりまーす」
結局、何かあやふやなままマナちゃんと別れてしまった……。
奢(おご)るハメになったし……!!
「何か……もやもやが増えた気がするよぉ──」
ハァ、と私がため息をつきながら家路についていると、
聞き覚えのある声がした。
「なに?」
「私……アナタの事が好きなんです!!いつも、電車で見かけてて……電話番号教えてもらえませんか?」
一言だったけど、
響だってすぐに分かった。
知らない女の子に声をかけられてる
こ、これは……
告白と言う奴!?