その瞳に…魅せられて。









それは勿論…。


ジキルが言う事のないと思われていた言葉。


そっと開いた口…。


ルアンはその瞳から涙を流し…
セイルは目を見開いていた。


ただのその一言に…
その車内の空気が一気に変わったのだ。


その言葉を発したジキルの気持ちは…
一言で発すれば何だというのだろうか…。


ジキル自身も分かっていなかった。




その一言…それは………










「俺のルアンに、触るな。」











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