その瞳に…魅せられて。







「な…に?何よ、それ!!
私がどんな気持ちで……」

「しらねぇな。お前の気持ちなんて。」

ゼルの言葉を遮って…
ライターはそう呆れ声を出した。


「何が言いたいの?
はっきり言いなさいよ!!」

部屋に木霊するほどのゼルの大声…。
ライターは鼻で笑い…声を発した。


「ジキルが気になってんだろ。」




その部屋が…静まり返るのを…
4人は感じていた。





「…どういう意味?」

声を震わせ…
ゼルはライターに視線を向ける…。


「あの女に…嫉妬してんだろ。」

半笑い顔を浮かべるライター…。
レナとラックスは驚きを隠せなかった。


「なんで…何で!私が彼女に…」

「好きなんだろーが!!」

ラックスの大声に…ゼルは言葉を止める…。










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