その瞳に…魅せられて。
「ただ…愛し合ってるだけなのにね。」
そうレナは声を発した。
ライターの部屋のドアを閉めた
ラックスがレナの方に向く…。
「変だね…私…。
ジキルみたいにゼルに言えない。」
「レナ…」
ラックスの方を向いたレナ。
その瞳には涙が溜まっていた。
「私もそうしてしまう。そうなったら。
ライターと同じ立場だったら。
ラックスの幸せを願いたいと思う。」
レナはラックスの瞳を見つめ、言う…。
ラックスは…何も言えなかった。