その瞳に…魅せられて。







夜中…ジキルはふと、目を覚ました。



ルアンの寝顔を見てほっとする…。



愛など、くだらない…。



それは…自分の嘘だと。
ジキルは、気付き始めていたのかもしれない。


「ルアン…。」

そう呟いてジキルはそっと微笑んだ。


愛しいなんて感情。分かるはずが無い。


(ただ……守りたいというこの感情が
そうなら…俺は…。)



ジキルはルアンにそっと顔を近づける。







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