その瞳に…魅せられて。








と、何人か倒しきった時だった。


天井が崩れ落ち、進入してきた男達。


真っ赤なつなぎの…
ライルとその下っ端のようだった。


「あぁ…また会いましたね?」

にっこりと微笑むライルのサイドには…
手術を受けるライターが横たわっている。


「手術を受けているのは…あの時の方ですね。」

にこりと腰から短刀を抜くライル。


「さぁ、味わっていただきましょうか。
仲間を目の前で殺される苦しみを。
また…昔のように…。」


そう振り上げられた手…。


ラックスもレナも目を丸くして走り出す。


「止せ!!!ライルーーーーー!!!!!」

ジキルの大声…。

期待も虚しく…振り下ろされた手…。













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