その瞳に…魅せられて。
「ゆる…さない…。絶対に…。」
そうブーメランを振り上げたレナを
ラックスは止めた。
「どうだ。おめぇも、兄貴と同じく
憎まれる存在だな。
ゼルの敵は…必ず、
ライターが取りにいく。」
唖然と立つライル。
そして…次の瞬間。
崩れた天井から現れたのは…
セイル・ボートだった。
「友情か?…くだらん。」
鼻で笑うセイル…。
ルアンから離れていた
ジキルははっっとして振り返った。
だが…もう、ルアンは生き残った
下っ端達に取り押さえられていた。