その瞳に…魅せられて。







「ルアンは…連れて行かれたんだな。」

ジキルはそう静かに聞いた。


「あぁ…」

ラックスも…そう静かに答える…。


そしてジキルは…
医務室の窓に脚をかけた。


「!! ジキル?」

レナがそう目を丸くする。


「後は…頼んだ。」

ジキルはそう呟いて
窓のさんを蹴った。


姿が見えなくなったジキル…。

急いで窓に駆け寄った2人が見たのは…
黒き翼を広げるジキル…。




その翼は…太陽に照らされ…



光っていた。








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