その瞳に…魅せられて。
ドゴゴゴーン!!
ガラガラガラッ!!
そう何かが崩れる音がして…
ジキルはそっと振り返った。
そこには…倒れた建物の壁。
大きな岩と化した建物の山。
そこに…
ライターとラックスの姿は無い。
ジキルは焦る様子も無く、
ため息を吐いた。
どうやら、向こう側に
取り残されたらしい。
と、その時!
ドカァァァン!!
そんな音と共に出てきたのは
機械で出来た…獣だった。
ぎこちない音の割に、
しなやかな動きを見せる機械獣。