その瞳に…魅せられて。
「チッ…時間の無駄だったな。
奴(ルアン)を使ったのは…。」
セイルはそうため息を吐いて…
拳銃に銃弾を込めた。
6つの弾が全て入った時…
ルアンはジキルに弾き飛ばされた。
ジキルを睨むその目は酷く
冷め切っている…。
ルアンはジキルに
垂直になるように武器を向けると
勢い良く走り出す…。
ジキルは横目でセイルの行動に気付いた。
ルアンもろとも…
自分を殺すつもりだと…。
此方に向けられる銃口。
ジキルは剣をルアンに向けて
走り出した。