その瞳に…魅せられて。
「……手にかけられたいのか?」
覚めたように発するセイル…。
ライルに向けられた銃口は…
眉間に当てられた。
「何が楽しいのですか…。
っ…人を殺める事の何が!!」
そう叫んだライル…。
ズガーン…と…銃声が鳴った。
「もう一度言う…永遠に眠りたいのか?」
眉間から逸らされた銃口は
ライルの肩を打ち抜いた。
「…そう言う兄上はどうですか?」
真剣な瞳でそう言うライルに…
セイルはさらに顔を顰める。