その瞳に…魅せられて。








「……訂正、して…おく。」

目を見開いたままのルアンに
ジキルはそう途切れ途切れの言葉を吐いた。


「先…程。言った言葉は…
す、べて…嘘だ。」


力なく笑うジキルに…
ルアンはやっと…
状況を理解した。


ジキルは…自分を守る為に……







『俺は貴様を信じた事など。
一度も無い。』





……あんな事を言ったのだと。











< 183 / 233 >

この作品をシェア

pagetop