その瞳に…魅せられて。







ポチャン…。



その水音にルアンは視線を下に下ろした。



ジキルの足元に…
真っ赤な水溜り…。



そして…貫通したらしい刀。


ルアンは目を見開いた。



「っ!」


催眠に掛かっていたとはいえ、
こんな事……。


そう引き抜こうとした刀。


それなのに…
ジキルはそんなルアンを
抱きしめる力を強めた。








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