その瞳に…魅せられて。
と、その時…
ドガァァァァァン!!
と、音がして…
この建物を支える柱が倒れた。
勿論、そうしたのはライル。
自らの武器で…柱を倒したのだ。
「っ!撤収だ!!」
そう大声で叫んだラックス。
鉄砲隊は即座に階段を駆け下りていった。
「さぁ、俺達も行くぞ!」
「ラックス!ジキルは…ジキルは如何するの!!」
ラックスにそう叫んだレナ。
そんな間にも、
ガラガラガラ…そう音を立てて
天井は崩れていく…。
「くッ…置いていくしか…ない。」
悔しそうに言ったラックスに…
レナは一粒涙を流した。