その瞳に…魅せられて。







「……ライター…。」

そう小さな声でレナがいった。

嫌な予感が過ぎったライターは
即座に立ち上がる。


「ゼルはッ…何処だ?」


安静が言い渡されているライター…。
その手には…点滴。


医務室から出られないような重症な彼が…
立ち上がっている事に…皆が驚いた。


「ライター!落ち着け!!」

「ゼルは何処だと聞いたんだ!
言いやがれ!!お?」

ラックスに掴みかかりそう叫ぶライター。



もしも…ジキルと同じように………。


そう考えると、
居ても立ってもいられなかったのだ。








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