その瞳に…魅せられて。
その切れた機械獣の断面からは
煙が出ていた…。
何事も無かったかのように、
ジキルは武器を肩に担ぐ…。
そして、ゆっくりと
2人に近付いて行った。
「ライター。
貴様の敵は貴様が倒せ。」
ライターを通り過ぎる際、
そう言ったジキル…。
「言われなくても…」
ライターはにやりと微笑み、
返事をした。
機会獣に飛び掛るライターを横目に
ジキルはラックスの方へと
足を進める…。
「おめぇは、化けもんか!」
荒々しい声でそう言い放つラックス。
ジキルは「何度言えば分かる…」
そう言い、ラックスをも通り過ぎた。