その瞳に…魅せられて。







「ICUに居るよ…。」

小さな声で答えたのは…レイ。


ドアに凭れ掛り、
ライターに視線を向けていた。


「ICUだ?…ばか言え。
ゼルが何で…」

「…貴方を助ける為によ…
ライター…」

ライターにそうレナが暗い顔で言う…。


「はっ?…俺を助ける為にだと?」

首を傾げるライター…。


レイはため息を吐いた。


「…君の手術中…。
ラスフォアが、本部に奇襲をかけてきた。
その時、手術室にも奴等が入り込んだんだ。」

そう言うと…レイは近くの椅子に座り…
髪を掻き上げる…。











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