その瞳に…魅せられて。
涙で潤んだ視界…。
机に置かれた小さな箱をそっと手に取ると
ルアンはその箱を開けた…。
それをそっとジキルのくれた
ネックレスに通し…、
剣を肩に背負う…。
助けられてるだけじゃダメ…。
そう教えてくれたのは…
紛れも無くジキル。
ルアンはそっと
ジキルの部屋を後にして…
ある場所へ向かった。
その目には迷いなんて無い。
コンコンッ。
と、ノックをして…部屋に入る。
「あ…れ?ルアンちゃんだっけ?」
いつもの調子を取り戻したレイが…
そこにはいた。
辛そうな顔だけは変わっていないが…。