その瞳に…魅せられて。







「お~!ルアン、帰ったのか?
それにしても…第一試験で
上級ロイドになるなんて。
やっぱ、ルアンも化けもんだな!」

ケラケラと笑うラックス。


そんなラックスは
髪の毛をタオルでゴシゴシと拭いていた。


「そーそー!ジキルの分身かと思った!」

そう言ったライターの言葉に…
ズキンと胸が痛む…。



ジキル…そう名前を聞くだけで…
会いたくなる…彼に…。



ルアンの沈んだ表情を見てか…
ライターは一瞬にして笑みを消した。


「わりぃ…俺…」


何度か合ったこの空気。


ジキルの話で…。









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