その瞳に…魅せられて。
「何で謝るの?そんな顔、
ジキルさんに笑われちゃうよ?ライター」
そう微笑んでその場を
後にするのが精一杯。
ルアンはジキルの部屋に
入り込んだ…。
バタンッ…。
と、閉まるドアの音。
部屋は…ルアンが毎日のように
掃除をしていた。
配置は何も換えてない。
ジキルかが帰ってくる気がして…
ルアンはならなかった。
机に置きっぱなしなのは…
3年前見つけたあの手紙。
久しぶりに手にとって
見ると…やっぱり泣けてきた。