その瞳に…魅せられて。
「くっ!ジキル!!」
そうラックスが叫んだ時、
やっと銃声が止む…。
2人は残りの3段をとばかし、
ジキルの元へと着いた。
肩で息をし、その光景を見た2人は…
…笑みを零した…。
「はぁ…ビビらせんじゃねぇよ!」
荒々しい声を漏らし、ラックスは
そのトレードマークの頭を掻く。
「おめぇが化けもんな事。
すっかり、忘れちまってたわ。
…さっき、火薬の匂いだけで
敵を見破ったお前が…。
こんな子供騙し、通用するはずねぇ…」
乾いた笑いをして、ライターは
バズーカで肩を叩いた。