その瞳に…魅せられて。






ドアの向こうに見えるのは…
ライルと…大勢の男達。


「予備軍か…応戦に来たらしいな。」


煙草をくわえ火を付けるライター…。


その余裕な笑みは…
痛々しい傷を引き立たせる…。


「さぁて、…一人残らず。
俺様が殺してやらぁ!!」

ラックスはそう言うと
足から血を流しながら
奴らの元へと駆けて行く。


奴らも、大きな掛け声と共に
屋敷内へ入ってきた。


…屋敷での大乱闘。


銃声が花火のように大きな音で鳴る…。

その度に、ルアンは震えていた…。


「……。」


その姿を見ていたジキルは…
小さな足音で前に向きなおした。


「さぁ、御相手願いましょう。」

そう微笑むライル…。






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