その瞳に…魅せられて。
一メートル五十センチという…大きな剣。
重量は並みの男では持てれないほど重く…
瞬時に鞘から出すのは難しいのだ。
まだ眉間に当てられたままの銃口…。
ジキルはバサッと、一回。
翼を羽ばたかせた…。
舞い散る黒き羽…、
ジキルの顔は無表情に戻り…
殺気に溢れている…。
「……言っておくが、この剣は。
俺の能力、全てと相性が
良いように作り変えた。
…この体制では…不利なのがどちらか。
お前にも分かるだろう?」
そう静かに言ってジキルは剣を鞘に収めると…
先ほどのように席に座って、
腕を組み…瞼を閉ざした。
「チッ!」
舌打ちをして、
ドカリとラックスも席に座る…。