その瞳に…魅せられて。
剣を出す事無く…
やはり、蹴りだけで…。
その姿を…戦うのも忘れて、見つめる2人…。
首の付け根や、腹部…急所を狙っての攻撃。
その華麗な動きに…誰もが目を奪われた。
見るに見かねたライターが、
ジキルの倒そうとした敵を殴り倒す…。
「っ!ジキルッ!!もう止せ。」
ジキルの肩に手を置き、
顔を歪ませるライター…。
ジキルはそんな必死なライターを
無表情で見ていた…。
「そんな…」
「俺は…お前達を助ける為に
行動をした訳じゃない。」
ライターの言葉を遮って
ジキルはそう言う…。
「任務を、遂行させる為に…だ」
ズガガガガガガーンッ!
と、銃声の連発…。
ラックスが全ての敵を始末したのだ。