その瞳に…魅せられて。
本部。
「もう!どういう事?ライター!!」
ゼルがそうライターの頭を
手当てしながら言った。
「怪我しないって、
約束したじゃない…」
淡い青の瞳を潤ませながら
その橙色のショートヘアーを揺らせる…。
ジーンズ生地のミニスカートに
白い半袖シャツ。
大きなピアスが揺れ、
ライターの顔に当たった。
「…んな、心配すんな。」
椅子に座っているライターは
立っているゼルを引き寄せ、
自分の膝に座らせる…。
「するよ!ライターが死んじゃったら
…私…。」
「そんなヤワじゃねぇよ。」
腰を引き寄せ、ゼルの頭を撫ぜる
ライターの口には…やはり煙草。
そんな姿を見たレナはクスクスと微笑んだ。
「御熱いのね?…相変わらず。」
ラックス隣に座り、その優雅な手つきで
手当てを施していくレナ…。
瞳はグリーン。
髪の色は透き通るようなブラウンだ。