その瞳に…魅せられて。
「ま、暴れんのは久しぶりだ。
楽しもうじゃねぇか。」
首をゴキゴキ鳴らし、微笑むラックスに…
ライターが苦笑いを浮かべたのは…
言うまでもない事…。
……と、いきなり車が停止した。
「どうやら、着いたようだな。」
そうライターが言う間も無く、
ラックスはワゴン車を飛び出て行く…。
「全く…」
ため息を吐きながら
ライターも出て行った。
「…。」
ジキルは片脇に置いてあった剣を
肩に担ぐと…
そのまま車内を後にしたのだった。