その瞳に…魅せられて。
「あぁったよ。…ったく」
ライターは煙草を吸いながら椅子に
ドカッと腰をかけた。
勿論、ラックスも…。
「これだからうちの男陣は。
ジキルを見習いなさいよ!」
ため息混じりに言ったゼル。
レナはクスクスと笑みを漏らしていた。
出来た料理を運びながら
にっこりと微笑むレナ。
ラックスは、ふと。
思い出した事を口にした。
「おい、レイんとこ。
行かねぇでいいのか?」
「は?お前、話聞いてなかったのか?
今日朝一で行くって。
さっき話しただろーが!」
ため息混じりに煙草をふかすライター。
ジキルは黙って外を眺めていた。