PC愛
―翌日―

「ふぁ…眠い…おはよぉ~」
アタシは大きく伸びをした。


朝の7時。

雫と野愛はまだ寝ている。



昨日アタシはあの後アイスを食べ、夜遅くまで三人で色々な事を話し合った。


だから、今日はすごく眠い。

恋の事…そして友達や家族、お互い悩み事を話し合った。



おかげで雫とはもっと仲良くなれた気がする。
野愛とは絆がさらに深くなった気がする。


昨日ファッション雑誌に出ていた 『リヴリーアイランド』の事が気になって仕方がない…

だから昨日はあまり眠れなかった。



しばらくすると雫も目を覚ましたようだ。

「あ、あれ??まだ7時20分…美紀、早いねぇ。野愛は??」

野愛はまだ寝てる。



あ、野愛の口からよだれが出てる!!



雫も気がついたみたい。

雫は笑い出した。
アタシもつられて笑う。



「野愛…よだれ出てるよ!!…ぁははは!!」


「…ん?ふにゃ??…二人とも、どうしたの??」

うわ、野愛が気づいて起きちゃった!!しかも「ふにゃ」だって…
また笑いがこぼれる。

「…あぁ!?野愛、よだれが出てる!!何で!?」

野愛は慌てて手でよだれをふく。


「…まさか、二人…見ちゃった??」

「うんバッチリ見ました★」
「いつも大人っぽい野愛がめずらしーねっ!!」

野愛の顔がかーっと赤くなった。


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