★My Homeの秘密★♪〜brother&sister〜
「…お前はいつも鈍感過ぎんだよ」
う、と痛いとこをつかれる。
確かに…それは否定出来ない。
「…ご、ごめんなさい」
ん、いい…別に。と頭を撫でてくれる凌兄。
それから、抱き寄せられる。
うわっ、てふらついて胸の中にダイブした。
ぎゅうと、強く、でも優しく…。
安心する。
心地良い。
ここがあたしの居場所だと、思う。
「…凌兄大好きっ」
昔は言えなかったのに、今なら想いを思ったときに口に出せる。あなたに伝えられる。
「…ああ」
凌兄が目を細めて優しく笑う。
頭を撫でてから、顎を引いて、優しくも熱いキスをくれた…。
それは気のせいか、いつもよりもっと…甘い、チョコレートのような味がした気がした――…。
番外編おまけ②*end.
→ちょっと続く。