★My Homeの秘密★♪〜brother&sister〜
「…ああ、わかってる」
その声が聞こえたと思ったら、
繋がれていた両手は、
……離されていた。
その代わり、
今度は絡まった、
力強く、優しい腕。
「やっと、来たか。お前は相変わらず遅刻魔だな」
「…なっ、遅刻なんてしてないもんっ!」
今日は目覚ましをかけて、ちゃんと早起きしたんだからっ!
「……いや、待ちくたびれたよ」
この日を―――――…。
「そんなに泣くな。不細工になるぞ?」
「しょゔがない゙じゃん゙…!」
嬉しくて、嬉しくて、仕方ないんだから……。