ながれ星
ながれ星
ある日の夏の夜。


マサト君はママと二人で、花火をしました。

パチッ。パチッ。パチッ。


「ママ?花火、キレイだね」


「そうだね。キレイだね」


ママは最後の一本の花火を、マサト君に渡しました。


最後の花火が、シュッと火が消えてユラユラと白い煙が上がる花火を、マサト君は淋しそうに見ました。


「あ~あ。花火、終わちゃった…」



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