I pray 信じて……
午前8時35分。
おはよー!おはよー!でさぁ昨日ね…。深奥高校3年3組のいつもの環境である。
ホームルームは10分後に行われるが、この時間になると全員登校完了にしている。だが今日は何故か1名来てないようだ。
それはナナコだった。
「今日ここでみんなの前で大きく頭下げなあかんなぁ」
ナナコは大きな深呼吸をして教室の引き戸を開け教卓に立った。
「みんな聞いてや!」
ナナコは大きな声を出すと教室に響く会話が一瞬にして静まりかえった。
「ナナコちゃんどうしたの?」
ヒロシが聞くとナナコはそれに答える。
「実はな……ウチの野球部が来週、戸張(トバリ)街の銀河高校との練習試合があんねや。それが……」
それが?と全員ハモって言った。
「部員は全員倒れて今は病院行きになったんや。それでサカキ監督は代わりにウチのクラスを助っ人として出場しろって…」
えぇー!?なんで?どうしてウチのクラスが!?と全員一致の反応をしてナナコに問いかける。
「ウチのせいや!ウチがあんなことしなければこんなことにはならなかったんや!」
そしてナナコはその出来事をみんなに話した。
おはよー!おはよー!でさぁ昨日ね…。深奥高校3年3組のいつもの環境である。
ホームルームは10分後に行われるが、この時間になると全員登校完了にしている。だが今日は何故か1名来てないようだ。
それはナナコだった。
「今日ここでみんなの前で大きく頭下げなあかんなぁ」
ナナコは大きな深呼吸をして教室の引き戸を開け教卓に立った。
「みんな聞いてや!」
ナナコは大きな声を出すと教室に響く会話が一瞬にして静まりかえった。
「ナナコちゃんどうしたの?」
ヒロシが聞くとナナコはそれに答える。
「実はな……ウチの野球部が来週、戸張(トバリ)街の銀河高校との練習試合があんねや。それが……」
それが?と全員ハモって言った。
「部員は全員倒れて今は病院行きになったんや。それでサカキ監督は代わりにウチのクラスを助っ人として出場しろって…」
えぇー!?なんで?どうしてウチのクラスが!?と全員一致の反応をしてナナコに問いかける。
「ウチのせいや!ウチがあんなことしなければこんなことにはならなかったんや!」
そしてナナコはその出来事をみんなに話した。