I pray 信じて……
放課後の猛特訓
放課後のグラウンドである。バックネットを背にし、野球部のユニフォームを着用しているナナコ。そのナナコを扇の要の位置として、3組の面々が集合していた。と言っても、クラス全員というわけでもなく、皆で相談して選抜したメンバーだ。
で、その陣容はというと―
サトシ、シゲル、ヒロシ、シンジ、ケンゴ、シュウ、ジュン、ハルカ、ノゾミ、そして今回の騒動の原因を作ったナナコは監督代行である。
「ちょっとナレーターはん!一言多いんとちゃうか!」
「ナナコ。誰に話してるんだ」と怜史
「あ……いや、何でもあらへんあらへん。とりあえずこれで全員やな」
と金属バットかついで言った。
「あの、ナナコちゃん―」とここで早くも広志が手をあげる。
「なんやヒロシはん。まだウチ、ボケてへんで」
「いや、つっこみのために挙手したわけじゃなくて、てか、僕はそれ専門じゃないし―」
そこは念を押しておいて、ヒロシは続ける。
「やっぱり男子が2人足りないとはいえ、女の子も練習するっていうのは無理があるような……何とかして他のクラスから出してもいいんじゃないか?」
そーだそーだ。と言いながら他のメンバーは頷く。
「そこはな。相手に女が混じってたら敵も油断するやん?てか、油断するかもしんないやん。てか、油断するとええよな」
はいはい、とヒロシは溜め息をついて引き下がる。
で、その陣容はというと―
サトシ、シゲル、ヒロシ、シンジ、ケンゴ、シュウ、ジュン、ハルカ、ノゾミ、そして今回の騒動の原因を作ったナナコは監督代行である。
「ちょっとナレーターはん!一言多いんとちゃうか!」
「ナナコ。誰に話してるんだ」と怜史
「あ……いや、何でもあらへんあらへん。とりあえずこれで全員やな」
と金属バットかついで言った。
「あの、ナナコちゃん―」とここで早くも広志が手をあげる。
「なんやヒロシはん。まだウチ、ボケてへんで」
「いや、つっこみのために挙手したわけじゃなくて、てか、僕はそれ専門じゃないし―」
そこは念を押しておいて、ヒロシは続ける。
「やっぱり男子が2人足りないとはいえ、女の子も練習するっていうのは無理があるような……何とかして他のクラスから出してもいいんじゃないか?」
そーだそーだ。と言いながら他のメンバーは頷く。
「そこはな。相手に女が混じってたら敵も油断するやん?てか、油断するかもしんないやん。てか、油断するとええよな」
はいはい、とヒロシは溜め息をついて引き下がる。