ラブ・ワールド
「レイに、ナナちゃん!久しぶり〜」
ここでは常連の二人。
月に1回は、リュウの顔を見て、さっきのタイ料理をたべに 2丁目を訪れていた。
「お待ちどさま」
リュウは、生ビールとスプモーニを運んできた。
「サンキュー」
「ありがとう★」
「じゃあ、乾杯ね!」
リュウは相変わらず コーラで乾杯をした。
「今日さ、そこでMIXのイベントなんだよな」
リュウは、いつもいくクラブのほうを指した。
だから ヒロコは遊びにくるというところなのだろう。
「レイ、行かね?」
レイは、クラブが 苦手…。
「いいょーん」
レイのかわりに、ナナがポッキーをかじりながら 答える。
レイもナナが居ればクラブも行けた。
昔から、あの狭い空間で
熱気やタバコ、アルコールの臭いに気持ちが悪くなる体質。
タバコは、今は吸っていなし 別に禁煙がこうじて嫌煙家にはなっていないし。
お酒も大好きだが、クラブが苦手だった。
そして、この狭い世界の
さらに 狭い空間……。
あんなに小さな場所にいたら 自分がいなくなりそうで 怖かった。
「レイ大丈夫なの?」
リュウが心配げにレイにうかがった。
「うん、大丈夫だよ。行こう」
レイはナナに寄り掛かる。
「あんまりたくさん飲んだら頭いたくなるよ」
ナナはレイの頭を撫でる。
「大丈夫。そんなに飲んでない」
レイはリュウにトマトジュースを頼むと、生ビールのグラスに注ぎ込む。
「おいし。はい」
ナナに一口 すすめる。
楽しいことや、嬉しいことは2倍以上に…
悲しみや苦しみは半分に…
いつまでも、二人の生活が 長く続くこと…
それは、レイ も ナナ も考えは同じで。
この狭い世界では、ちょっとしたことが、命とりになることがあるから。
ここでは常連の二人。
月に1回は、リュウの顔を見て、さっきのタイ料理をたべに 2丁目を訪れていた。
「お待ちどさま」
リュウは、生ビールとスプモーニを運んできた。
「サンキュー」
「ありがとう★」
「じゃあ、乾杯ね!」
リュウは相変わらず コーラで乾杯をした。
「今日さ、そこでMIXのイベントなんだよな」
リュウは、いつもいくクラブのほうを指した。
だから ヒロコは遊びにくるというところなのだろう。
「レイ、行かね?」
レイは、クラブが 苦手…。
「いいょーん」
レイのかわりに、ナナがポッキーをかじりながら 答える。
レイもナナが居ればクラブも行けた。
昔から、あの狭い空間で
熱気やタバコ、アルコールの臭いに気持ちが悪くなる体質。
タバコは、今は吸っていなし 別に禁煙がこうじて嫌煙家にはなっていないし。
お酒も大好きだが、クラブが苦手だった。
そして、この狭い世界の
さらに 狭い空間……。
あんなに小さな場所にいたら 自分がいなくなりそうで 怖かった。
「レイ大丈夫なの?」
リュウが心配げにレイにうかがった。
「うん、大丈夫だよ。行こう」
レイはナナに寄り掛かる。
「あんまりたくさん飲んだら頭いたくなるよ」
ナナはレイの頭を撫でる。
「大丈夫。そんなに飲んでない」
レイはリュウにトマトジュースを頼むと、生ビールのグラスに注ぎ込む。
「おいし。はい」
ナナに一口 すすめる。
楽しいことや、嬉しいことは2倍以上に…
悲しみや苦しみは半分に…
いつまでも、二人の生活が 長く続くこと…
それは、レイ も ナナ も考えは同じで。
この狭い世界では、ちょっとしたことが、命とりになることがあるから。