ラブ・ワールド
最近はね。


28歳だし。


『協調性』ってやつを ちゃんと 覚えてきたよ。


ナナも 最近は 安心してるみたいだし。


ナナと出会って １年が 過ぎたのかな。


ナナは 出会った頃の アタシを


それは それは 酷い まれにみる 『悪魔』『ワル』だと 言う。


そんなことゆって そんな アタシを 好きになった ナナも


あたしからしたら スゴイけどね。


『俺様』の人って 意識的じゃないんだと わかったら 愛おしく思えてくるからね。


誰だって 『俺様』人間 好きな人 少ないと思う。

だけどねー。


自分のことを 『私、俺様なんですよ』って 言う人 いないじゃない?


わかってないんだよ。


どんだけ 身勝手で俺様の態度を 自分が してるか。


だって あたし


自分のこと 『普通』だって思ってきたから。


一応 客観視してみたりして。


『わがまま』だな とか

『ガキくさいな』とか

…そりゃあね

反省もするよ。


反省して つぎ生かす。


これって 普通。


だけど 自分のこと


『俺様』だったなんて


思わないもんね。


よーく 考えてみたら あたしのまわり


敵だらけ みたいな。


中には 見方もいるし。


量じゃいし。


って 都合よく 前向きなところが モテる秘訣かな。

なんて。


まあ 性格はね。


そのうち 徐々に わかってもらえれば。


いーよ。


いまは このくらい わかっておいてもらえたら。

大体 全部は 話すつもりないしね。


つぎは、ナナ。
< 5 / 23 >
表紙・目次

この作品をシェア

pagetop