イケナイ恋~おにぃちゃんに寄せる想い~(前編)
ふと、隣を見ると、流れ星の様に、キラッと、涙のしずくが落ちた。
ゆ「良…介…。な・・・・っんで・・・?・・・ぐす・・・・っく・・・。」
ゆらちゃんは、なき続ける。
僕には、泣いているゆらちゃんの気持ちと、ゆらちゃんをあきらめようとツラい思いをしている2人の感情が一気に流れ込んできた。
中「ゆらちゃん…大丈「なんでッ。。。うわぁーーーーーーん!!!!」
僕が話を終える前に、ゆらちゃんは…。
泣き叫んだ。
感情が、どんなものか分かっても・・・・
僕には、何もできない。
ただ、いつもだまって話してるのを聞いているだけ。
2人のキモチに・・・
何も応えることができないよ…。
とにかく、僕は・・・
必死に話を聞くことくらいしか、できないんだから・・・。
だけど、それが僕のやるべきこと。
しょうがない。
明日、詳しく良ちゃんに話を聞いてみようとおもう。
ゆ「ぅッ・・・ぅっ・・・っく・・・ひっく・・・」
なき続けるゆらちゃんの背中をさすった。
ゆ「ぅっ・・・。・・・・」
中「落ち着いた?」
ゆ「うん…ゴメン…。」
そしてお互い、別々の方向へと歩いていった。
まるで、良ちゃんとユイとか言う人が歩いていくように…。