イケナイ恋~おにぃちゃんに寄せる想い~(前編)
そして、中野が来た。
中「あのさぁ…。本当は良介はゆらちゃんにモデルをやってほしくなかったんでしょ?だって…良介は、ゆらちゃんのことが…大切だから。皆の物になっちゃうのが怖かったんでしょ?だったら…言ったほうがいいよ?僕も、応援するから!!」
うーん?
確かに、俺はコイツのいうとおり、ゆらがモデルの仕事をすることには反対だった。
でも、コイツは・・・
なんかキモチ悪い言い方をする。
「ゆらちゃんのことが大切だから。」…って?
まぁー、とにかく…
コイツには迷惑かけてばっかだし…。
ゆらと…仲直りしたいってずーっと思ってたけど…。
いざとなると、やっぱ言いにくそうだな…。
良「俺…ゆらのことが大切なんじゃなくて、ヤキモチやいてただけじゃねーの?」
あーぁ…。
こんなときでさえ素直になれない俺。
中「僕は君の気持ちを一番よく知ってる。だから、素直になりなよ。好き…なんでしょ?…ゆらちゃんのこと。」
・・・・?
……ぇ?
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?