イケナイ恋~おにぃちゃんに寄せる想い~(前編)
そして…
さっきの人たちのケータイ番号を発見したのか、「あっ…。」と小さくつぶやいた後、通話ボタンを押した。
?「あっ!もしもぉ~し?そっちから誘ってくれるなんて、光栄だなっ★」
良「光栄に思われていたなんて、すごくうれしいですねー(棒読み)」
?「あ”ー?誰だよオマエ。さっさとゆらちゃん出せば?」
良「俺は…中野悠里の友達ですが何ヵ?」
?「えぇ!?あの、中野サマっすか?・・・すいませんでしたっっ!!」
えぇぇぇぇ!?
ありぇない…。
良「いや、分かればいいんだよ、わ・か・れ・ば♪」
ブチッ
ゆ「…!?」
良「ハハハwwお前、なにそのカオ。しらねーの?中野の家って、警察なのwwそれも、母親の方がね。んで、父親は元首相だし、現役オリンピック選手だし。まぁー、そんなんだったら、あんなに金持ちなのも、分かるだろ?ここらへんでは、有名だぞ?インターネットで検索したら、家の写真とか出てくるくらい。」
へぇー…。
知らなかったぁ…。
って、落ち着いていってる場合かょ!
良「ちょっと、パソコンかして!!」
ゆ「うん…。いいけど…。」
カチッッカチカチ・・・
良「なんでネット中にゆらのケー番が…。」
…。
どうして…。
どうしてなのかな…。