イケナイ恋~おにぃちゃんに寄せる想い~(前編)
あーーーぁ。
自分で冷静に考え直した時には、もう、手遅れ。
中野がスゴイびっくりして、俺に話しかけようと、口をパクパクさせてる。
クラスのみんなも、俺をすごい目で見てる…。
もう、言い訳のしようがない。
中「ねっ…ねぇ…?僕、何かした…?ゴメンね…?」
俺は、中野を無視して、クラス中のみんなを睨みまくって、教室を出た。
そしたら…
知念が追いかけてきた。
中「・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・・・。ねぇ、良介…。。。僕…に…いやな…とこが…あった…ら…教…えて…。」
すげぇー息切れ…。
そんだけ必死で追いかけてきてくれたんだろうな。
でも、俺には、無視する以外に何もなかった…。
中野は、俺の腕をつかんだ。
でも、その瞬間…
俺は、中野のつかまってた手を振りほどいて、家へと向かった。
何してんだょ…俺…。