鉄のココロ
『ねえ寒いから、そっちいっていい?』
『アホか
いま真夏やぞ
しょうがないな
いいよ、おいで』
布団に潜り込みてっぺいに抱きつく。
そしたら
てっぺいは僕の頭を抱えこむように抱いてくれた。
『シン
今日楽しかった?』
『うん、めっちゃ!
たくさん笑ったし楽しすぎた!だからなんかすごく眠い』
『ならよかったわ(笑)
じゃあ冬の旅行はまさひろの実家な?』
『わかったよ
また車で行こう!』
てっぺいの胸の中で
目を閉じて
てっぺいの心臓に
耳を当て、
自分の鼓動と合わせる。
ゆったりと
ふたりの時間は
いつだって
流れてゆく。