鉄のココロ
あれから、
どれだけ経ったんだろう?
たぶん3日もたっていなかった。
でも心の中の時間は半年分くらいは過ぎていたと思う。
僕はずっとケータイの電源を切っていたし、
誰とも連絡もとっていなかった
そんなとき、
インターホンが鳴った。
バイト先の
ユウコさんが
立っていた。
『部屋、はいっていい?』
ユウコさんは
てっぺいと同い年で
てっぺいと誰よりも仲が良く、ジェラシーさえ感じてしまう
そんな相手だ。
『てっぺいいっちゃったね。
あのね、私、てっぺいと
シンの関係、てっぺいから聞いてたんだ。』
頭が
会話に
ついていけない。
『てっぺいが話してくれたんだ。
シンと付き合ってるんだって。』