ロッカー室からスタート
死んだ人はいなくたって…

私は小さいころから
怖い系のもの全般が
大の苦手でそういう話
を少しでも聞いちゃうと
すぐ気持ち悪くなっちゃう
ような子だった。

だった。っていうか
今もなんだけど…

そうこう考えてるうちに
映画館に着いたみたい。

―――――――映画館

母『世界侵略の大人2枚ください』

店員『2500円になります
   右手一番奥のシアターに
   お入りください』


ついに買っちゃった。

ユリカ『ふぅ…。』

母にばれないよう小さく
ため息をついた。



ガチャ

ほかのシアターからすこし
離れたところにある
扉をあけ、中にはいった

そこは席もなく、ただ
だだっぴろい部屋だった



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