同居人は…先輩…!?【前編】
気付けば、ベンチに押し倒されていて
私が裕也の下に居る状態になっていた。
『いつになったら薫の頭の中を俺でいっぱいに出来るのかな?』
いつもと全く違う、切なくて、少し怖い中里君の顔が近付いてくる。
「中里…君?ヤメ…テ。」
捕まれている力がだんだん強くなる。
『中里…君か…。また逆もどりじゃん。』
どんどん近付いてくる顔。
『好きなんだよ…。薫が。』
そういって唇と唇が触れ合った。
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