同居人は…先輩…!?【前編】
振り返ると
栗色の髪の毛、程よい化粧、モデルのような身長とスタイル。
簡潔に言うとめちゃめちゃ美人な女の人が立っていた。
『よぉっ!亜希。久しぶりだなぁ!』
『久しぶり☆ヒロまたおっきくなった?小学生の時、私よりちっちゃかったなんて信じらんないくらい!』
フワッと綺麗に笑う亜希さんと目が合った。
『えっ…と。この子は…?』
『俺の親が研究会で海外行ってる間、居候させてもらってる、あと、部活の後輩でもある薫。』
「中村薫です!よろしくお願いします!」
『よろしく。薫チャン☆亜希で良いからね!』
必死で自己紹介したものの…私の心の中はモヤモヤでいっぱいだった。
.