同居人は…先輩…!?【前編】
揺れる想いー諦めー
ボフンッ
何も考える事なく家にたどり着いた。
ベッドの上でただ俯せて目を閉じる。
"あと…部活の後輩"
頭でリピートされる言葉。
脳裏から離れない亜希さんの笑み。
ヒロにとったら居候先のただの部活の後輩なの…?
"彼女"そんな事言われた事ない。
女の子に冷たいヒロ。
その笑顔が向けられるのは私だけ
心のどっかてそう思い込んでいた。
勘違いして一人で舞い上がってる自分が居た。
ヒロは…亜希さんが好きなの…?
亜希さんがアメリカから帰って来たから…
もう私は要らない…?
ねぇヒロ…
わかんないよ。
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